ニュースというものは突然やってくるものです。「当たり前」といえば当たり前のことなのですが、ルノー、日産、三菱という、昨年は世界の市場で1千万台以上お車を売って世界第2位のグループとなった巨大企業のトップが、突然羽田空港にビジネスジェット機で着陸した直後、あの元総理大臣も逮捕した東京地検特捜部に書類虚偽記載という形式犯で逮捕されたから、たちまちニュースは世界をめぐり、トップニュースになりました。


 19年前、瀕死の日産がすがりついたフランスのルノーから送りこまれたカルロス・ゴーンさん。まさに救世主となって有利子負債2兆円の「どうにもならない」日産自動車を数年にして救出したあのゴーンさんがです。


 なんでもトヨタのマネをして、たくさんの車種を少量生産、そして、トヨタの強引とも思われるような販売力を構築もできず、部品メーカーとの系列に縛られ、どうにもならなくなっていた日産をわずか4年で有利子負債ゼロにしたのですから驚きでした。


 現在では日産の株の43%を保有しているのに、日産の上げた利益の半分をつぎ込んでかろうじて生きている状態で、ルノーの最大の株主、仏国政府(元々ルノーはフランスの国有企業でした)も苦しい立場に置かれ、日産を吸収合併使用としていたとも伝えられています。


 ゴーンさんは取調に対して「自分は違法なことはしていない」と主張しているそうですから、これからが大変でしょう。なお、ゴーンさんは主任弁護士に元東京地検特捜部長を任命したそうですから、どうなることでしょうね。日本の法体制が世界で問われる事になるでしょう。


 関取(十両以上)の3分の一がモンゴル出身という現在の日本の大相撲界で、巡業中、モンゴル出身の3横綱を含む複数のモンゴル出身の関取が飲み屋を貸し切って盛り上がっていたとき、平幕貴の岩が横綱白鳳のしゃべっているのを無視してスマホをやっていたのだそうです。頭にきた横綱日馬富士が「なぜ白鳳関の話を聞かないんだ。だいたいおまえの部屋では親方がモンゴル出身力士の集まりに出るなといってるそうだな」と、大横綱への敬意がたりないなど注意しているウチに手が出て、ついにはカラオケのリクエストのボードで殴って頭に裂傷を負わせた、というできごとがありました。


 貴乃花親方は謝罪を受け付けず、協会に対しても再三の呼び出しに応ぜず、ついに日馬富士は強制的に引退に追い込まれ、罰金50万円の刑事罰を受けました。ご記憶の方も多いでしょう。


 あれからだいぶ経って、10月、話し合いが不調に終わったことを理由に、貴の岩は賠償金2400万円を求める裁判を起こしました。ところが、まだ裁判が始まる前に訴訟を取り下げたのです。モンゴルに居る家族がモンゴルの人たちの厳しいバッシングに合っている事を理由としてのことでした。


 一年の締めくくり、大相撲博多場所は二人のモンゴル出身横綱、白鳳と鶴竜が休場する中、唯一出場していた茨城県出身の横綱稀勢の里も途中休場で、それでも連日の「満員御礼」の垂れ幕の下がる中、ついに解散してしまった元貴乃花部屋出身小結貴景勝が優勝という結末となりました。


 ところが場所終了後、貴の岩が巡業先のホテルで付け人に暴力を振るった事が明るみに出てしまいました。貴の岩は協会の処分が出る前に引退してしまいました。


 次々にめまぐるしく、ニュースが世界を駆け巡り、自然界も異常気象が当たり前となり、平成最後の年の瀬が迫っていると思うと、様々な感慨が巡ってきます。


 今はただ、来たるべき2019年が日本にとって、世界にとってよりよき年と成り、皆様がご健康とお幸せでありますよう、心よりお祈りいたすばかりです。 



2018年12月