日本では来年春には「平成」が終わり、今上天皇陛下がご退位され、現在の皇太子殿下が新しい天皇として即位されることが決まり、次の年号とか関連儀式のあり方など様々な事の検討が進んでいるようです。


 新年が始まると、北朝鮮と韓国のキャッチボールが始まり、北朝鮮は韓国のピョンチャンで開催される冬季五輪に選手団とそれに十倍以上の応援「美女軍団」などを「友好」促進のため「韓国を訪問してあげる」と申し出ました、すると、韓国の文大統領が「やった!」とよろこんだばかりでなく、米国のトランプ氏まで妙なシグナルを北に送り出す始末。国連の経済制裁が厳しさを増す中、すべ予定の行動なのでしょう。


 「北」は早速「南」の大統領を米国の「手先」と決めつけ、「核やミサイルの話しをするなどもってのほか」と脅しを掛けてくるなど、いつものパターンが始まりました。


 ロシアのプーチン大統領は記者会見で北朝鮮の指導者を「成熟した、卓越した指導者」と持ち上げて見せました。「核武装は実現してしまったし、ミサイル技術もあと一歩で完成だし」と、ほしいものは全て手に入れて、今後は核保有国として国際的な発言権を確保して行くだろう、と見ているのです。


 国際的な取り決め、といえば、2015年に韓国の朴政権と日本の政権とで交渉して決定した、いわゆる「従軍慰安婦」に関する取り決めを反故にして、再交渉こそ求めませんでしたが、「もっと謝れ」とは、恐れ入った国です。

 かつて、日韓国交正常化交渉の中で、日本側が、「個別に被害を受けられた方に保障しましょうか」と確認を取ったとき、韓国政府は「いや、まとめて韓国政府に下さい。必要な場合は韓国政府がそのお金を配ります」と応じたことが交渉記録にもはっきりと残っています。


 今回の合意でも、改めて日本側は「心からのおわび」を外務大臣が読み上げています。韓国の教科書は国定教科書で一種類しかなく、そこに書かれた「歴史」しか学べない事になっているだけに、困難を感じますね。韓国にもこうした事実関係をしっかりと理解し、「未来志向」を目指す人たちはたくさんいるのですが、日韓の協力は困難なのが実情です。


 もし、米国がロシアのように北朝鮮の核保有を事実上承認してしまえば、日本の周りは全て核保有国となります。国連でも安全保障理事会の常任理事国は全て核保有国ですし、アジアからの常任理事国として朝鮮半島が選ばれる日も来るでしょう。


 日本の世界平和に対する発言力は極めて限られ、国連などの重要な会議からは「カヤの外」に置かれてしまうかもしれません。


 中国はせっせと東南アジアの国々に格安で潜水艦を大量に売りつけ、指導教官を派遣し、港湾も中国の潜水艦が停泊しやすいように建設するそうです。着々と海洋支配の構築しようと真剣に努力を進めているのです。そして、淡々と尖閣諸島の領有権を主張する中国は人々の目が北朝鮮にむいている内に既成事実を積み上げる努力を忘れていません。


 なぜ、せっかく日本が敗戦後軍隊まで解散したのに、また日本に強力な軍事組織を再構築させるような「波風ばかり」が立ち騒ぐのでしょうか。悲しい思いです。


 そして日本のことですが、日本人の生き様は家族崩壊が進み、「お一人様」の行き着くところ、親が死んで子供が処理業者に任せて廃棄した親の住んでいた場所のゴミの中に現金が次々と発見されている、と報道されています。


 何十年も生きた人が死んだからと言って、それは全てがゼロになるわけではないのに、何ともやりきれない思いです。


年明け早々ですが、十年以上家族であった雄猫のドンが突然死してしまいました。生まれつき心臓の鼓動が兄弟よりも早く、獣医さんにも見てもらったのですが、「何でもない」の一言、本人も元気一杯駆け回り、今年に入ってもメジロを口にくわえて戻ってきて、私たちを驚かせたばかりだったのですが・・・・。


 でも、家族ばかりではなく、お寺の庭でかわいがってくれた人たちまで駆けつけ、20枚もの写真にかこまれ、花を備えられ、今でも私たちの心の中にははっきりと生きています。ましてや「人間おや」、ではないでしょうか。


 今年こそ改めて、人間の尊厳は生きているときだけのものではないとお互いに実感できる年にしたいものですね。

2018年1月