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 時は、まるで2段飛びのように10月です。9月は雨が降らなかった日がわずかしなかったとか。それより次々列島を襲う台風の来襲にいささかうんざりの方も多いでしょう。私は次第に巨大な台風がふえているような気がして心配です。温暖化が原因だそうですが、人生の最終コーナーを回りつつあるところで、余計な心配やらじゃまは歓迎できません。


 それにしても、この国には戦争が終わってから70年経っても、亡き父の最期の地を一生懸命探し、「必ず骨は日本に持って帰るよ」とがんばっている人たちがたくさんいらっしゃる反面、「死んだ人のことなんかかまっていられないよ」と言う人もいるようです。


 端的に言えば、「死ねばお終い」と考える人たちがふえているようなのです。つまり、数字の識別能力などで人間より優れていても、「見えないもの」「そこにないもの」については全く考えることができない、チンパンジーのような動物に近づいている人たちがふえているようなのです。悲しい限りですね。


 聞けば人口集中が進んでいる東京でも2020年以降、つまり東京オリンピック・パラリンピックが終わると、東京にも人口減少の波が押し寄せてくるらしいではないですか。ましてや東京以外の地域では着実に人口は減少に転じています。


 ところが、9月現在で、日本には百才以上の人が6万人を超えているのだそうです。人が元気に長生きするって事は結構なことですが、医療費は増える一方で、年間41兆円を超えたそうです。このお金はどこから降ってくるのでしょう。言うまでもなく、「働く人たちが納める」税金ですよ。


 それでいて、働く人たちの年収は増えず、結婚もできず、あるいはせず、人口は減る一方では希望がないじゃあありませんか。加えて、若い人たちの生殖能力は減る一方で、「子供がほしい」と願う人は結構いるのに子供がなかなか生まれなくて苦しむカップルも多いとか。もちろん、「子供は邪魔」「子供一人を育てるのには2千万円以上かかるから、2人は無理」とか、不思議な算術で子供をあきらめている人もいる事は知っていますが。


 お隣の中国などでは政府が必死で「一人っ子政策」を推進しても、農村部では「子供こそパワーの源」と信じ、罰金を払ったり、戸籍に載せなかったりして、実際は5人ぐらい子供を作っているそうです。



 いくらロボットが進歩しても、ロボットに下の世話をお願いするとは、大変な時代になるのでしょうか。アナログ人間のわたくしとしては気のもめるところです。これが私たちが願った「進歩」だとしたら、悲しくなりますね。ではまた。


2016年10月