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 「もう、許してください」と言いたくなるような猛暑も、驚くような集中豪雨、竜巻などの新手の災害も、締めくくり(?)の台風18号のすさまじい日本列島縦断で、本当に「いい加減にしてくれ!」というありさまでした。そして、ようやく暑さ一段落の兆しが見えてきたと思ったらもうお彼岸です。

 チョットさかのぼりますが、9月8日早朝、はるか地球の裏側の都市、アルゼンチンのブエノスアイレスから大ニュースが飛び込んできました。


 国際オリンピック委員会(IOC)の総会で、2020年のオリンピック・パラリンピック大会について、立候補していた3都市(イスタンブール、マドリード、東京)から、IOC委員の投票により、皆さんがご承知の通り、東京が1964年以来2度目の開催地となりました。また、日本の最終のプレゼンテーションが良かったですね。


 前回の時は学生で、友だちのウチにカラーテレビがあるということで1時間以上も電車にゆられて開会式を見に行ったのを覚えています。


 感激しましたね。この開会式から衛星中継で全世界にカラー中継がなされ、世界中の人々が同時にスポーツの祭典を目撃できるようになったのです。その技術も日本で開発され、敗戦後20年も経たない東京は精一杯世界に元気な姿を披露したのです。進駐軍のジープに子供たちが「ギブミー・チョコレート」と群がっていたのを覚えていた世代ですから、その惨めな敗戦国が、世界最速の新幹線を開発・完成させ、営業得運転を開始した誇らしさは大変なものでした。


 今の日本はといえば、バブル経済がはじけて以来、どうにも元気が出ず、「そんなにがんばっても」とか、「上を向いて歩くのは疲れる」とか、人口減少が進み、超高齢者社会で年金とか福祉関係予算が国の税収の70パーセント以上となり、「これからどうする」と言ったはなしばかり。


 なによりも私にとっては7年後にこれまでに見たこともないほどの、沢山の人々が世界中から集い、多くの若い世代にもう一度「目標を持って」上を向いて歩いて行くすばらしさを、世界の若者たちと仲良く世界を語り合え、日本を知ってもらえる大きなチャンスがやってきたことに希望を感じました。


 希望と言えば、あの最終プレゼンテーションでの日本人たちのすばらしさにも、日本人が一番苦手としてきた、世界の人々へアピールすることを、あれほど見事にやってくれたことにも大きな希望を感じました。


 まず、中身がすばらしかったですね。しかし、下を向いて原稿まる読みたっだら、あれほどの感動を呼ばなかったでしょう。その陰にはネイティブの人々による根気強いトレーニングに支えられたという事があるんでしょうが、それにしても、この国の次の世代への希望を実感できるできごとでした。


 今の日本には東日本大震災からの復興や福島第一原発の困難を極める廃炉へのプロセスなど、通常の困難さに加えて多くの問題があるのですが、そんな中で一人一人の私たちが充実した人生を全うして、後の世代にちょっとでも住みよい社会をバトンタッチできたら仏さまの世界に住めるかな・・・ちょっと、明るくなりませんか。

2013年 9月