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 柄にもなく、「人生の秋」を感じる今日この頃です。庭の桜は暑すぎる夏にハラハラと毎日葉を散らし続け、お盆が過ぎ、亡き人たちをそれぞれの家に迎え、墓に詣でる季節が終わったと思ったら9月。そして「お彼岸」、早いですね。

 下界では民主党と自民党の総裁選だとか、橋下大阪市長の「維新の会」が政党になったとか、毎日賑やかに報道されてますが、イマイチ関心が持てません。密かに期待した政権交代がこんな惨めな結果となっては、期待せよといわれても無理でしょう。

 それよりショックだったのは、25年間の増税までして被災地復興のために、と組まれたはずの総額19兆円の東日本復興支援予算使わなかった金が6兆円あり、加えて各省庁がぶんどり合戦で、北海道や沖縄の道路を造ったり、関西の民間企業の工場拡張に使ったりで、肝心の被災地の医療支援やグループでの起業計画には予算が付かず、ナントカ復興しようと努力している人たちを踏みつけるような事が沢山起こっていることをNHKの番組で知り、あきれるやら、悲しくなるやら、憤慨するやら、血圧が急上昇してしまいました。

 本当に、この国のお役所と民主党の政権を支える大多数の政治家には仏さまにお仕えする身でありながら、『人殺し!』と叫びたくなりました。現在の政権を「高校生の生徒会」レベルと書いたことがありましたが、最近では「お子ちゃま政治家」とか、まあ、ここで紹介するまでもないでしょう。

 最近、日蓮宗の現代宗教研究所が毎年やっている全国レベルの研究会議に出席する機会がありましたが、福島原発事故後の日本が大きなテーマでした。「文明の災害」というテーマでしたが、「災害」は原発にとどまりませんね。仕事のこと。家族のこと。そして、だれにも訪れる「死」ということ。

 300万人以上の日本人が死んだ、やる前から吉田茂さんや山本五十六元帥など、多くの人たちが「絶対にやってはならない」と言っていたのにやってしまった太平洋戦争。その焼け跡から立ち上がった日本でしたが、「世界第2位」の経済大国となって
も、克服できていなかった多くの欠点が一度にあふれ出して、本当にこの国は今正念場です。でも、具合が悪いことに、そこそこモノはあるし、一見「先進国」みたいだし、人は本気になって「大変だ」と思っていません。
せいぜい消費税が5%から10%に上がってしまうのを心配する程度で、実はもっともっと大変な事になりつつあるのに・・・・・・・・

  なんて書いてるうちに、沖縄県の石垣市、尖閣列島が大変な事になっているようです。今や日本の最大の貿易と投資の相手国である中国全土で「反日デモ」がかつてない規模で荒れ狂い、被害も出始めています。韓国の人たちは竹島だけでなく、「対馬も韓国のものだ」といっているそうです。気がついてみたら、なんとなくおかしな事になっているようですね。ここは「何事も話し合いで」と主張されている人たちに中国や韓国、それに北朝鮮に出かけていただき、全て解決してほしいものです。

 日本の悲しさは技術立国といいながら、技術の根源を軽んじてきたことでしょう。ほとんどの技術は外国から買ったものを発展させて製品化し、世界中に輸出して発展してきました。ここからが日本人の真価が試されるところでしょう。
 「自分のためにだけある」人生、なんて寝ぼけたこと言ってないで、人間として立派な社会をしっかりとした土台から作り直す時ですよ。本当に。そうでないと、外国の雑誌が予測しているように2050年には日本のGDPは韓国の半分になり、国内に若者が働く場所がないため、中国や韓国に出稼ぎに行かねばならない、なんてことが冗談ではなくなりますよ。

 日本は石油の上に浮いているような国ではないのです。みなが朝早くから額に汗して働いて、様々な知恵を働かせ、ようやく発展してきた国なのです。「あんまり働かなくっても良いんだよ」「つらくなったら帰っておいで」「なるべく楽してお金を儲けよう」
「自分だけの人生を考えよう」はやめましょう。
それって、チンパンジーって事でしょう。

2012年9月