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 歳月の早さに、ただただオタつくばかりの毎日です。
もう彼岸も過ぎ、4月が近づいているとは、驚きました。このコーナーをサボっていたのは新年会で飲み過ぎたからでも、毎日のアキレたニュースの氾濫にカンシャクを爆発させていたわけでもありません。

「言い訳が長い」ですか。
いや、面目ない。

そう、なんとなく書けなかったのです。
この間、この国も世界もすさまじいばかりの経済危機で、この2月、3月の自動車の販売台数は、なんと、昨年の同じ時期の半分しかなかったのだそうです。
「半分」です。
人がどんどん働く場所を失って、この十年、いや二十年、いや、ひょっとしたら三十年、多くの人々が積み上げてきたいろいろな成果が、ものが、あっという間にガラガラと崩れてゆくようです。

高級官僚と言われる人々が思い通りにこの国を支配する「官僚内閣制」は検察が突如小沢民主党代表に襲いかかったため、次の総選挙で政権交代がなければ、安泰で、国民が「冷や奴」でも高級官僚といわれる方々は「すき焼き」を食べ続けるのでしょうか。

WBCで激闘の末、ついに日本チームが連続優勝を果たす、という快挙に国中に喜びが広がるということはあったものの、現実の経済状況はいよいよ深刻ですね。

こうした中で孤独死が増えています。
老老介護のあげく、仲の良かった夫婦が一方を殺すという悲惨な事件も起こっているのです。
「どうして・・・・」誰でもそう思うでしょう。それとも、あなたはどうしてだか判りますか。こうした背景には、世の中が”近代的”になり、人々が”自分”を中心に生活するようになり、”家族”も次第に小人数になり、大都会では一人世帯が増えている現実があります。若い人が年寄りの様々な”世話焼き”から解放されて自由になれたまでは良かったのですが、子供の育て方が解らないアマチュアのお母さんが激増し、育児ノイローゼもそれほど驚くべき事ではなくなっています。

人は一人で生きられない動物ですよね。
自分でエサを捕まえたり、見つけたりできませんし、移動も様々な交通手段に頼り、自分の足で歩くのは健康維持の運動のため、程度でしょう。
そして、今は亡き多くの人々の知恵や努力の上に乗っかって生きていますね。
皮肉なことに、世の中が発達して、日々の生活をますます他人に依存するようになってきているのに、「人生は自分だけのもの」「一人だけのもの」といった言葉がウケてしまう。そのツケがいっぺんにまわって来たんでしょうね。

エコとか何とか言ってみても、子孫を残せない種族に存続の可能性はありません。
こんな簡単なことが理解できないなら、残念ながらこの国に未来はないでしょう。
子供を一人作ると生涯でいくらかかる、なんて、一人の子供に幾重にもお金をかけて有名な大学を卒業させても、輝かしい人生となるとは限りませんですよ。
昔から貧しく、子沢山の家庭から多くの逸材が出ているじゃあありませんか。

東京都墨田区のお年寄りが、遠く離れた地方の無許可老人ホームに区の斡旋で送られ、10人もまとまって焼け死んでしまうなんて、どういうことです。
他の区でも同じようなことをやっているらしい。そこのお若いの、あなたも間違いなく老人になるんですよ。

2009年4月